「テレワークで重要なのは仮想デスクトップとUCの融合」――在宅勤務を全社導入したネットワンが説明会

BCPの観点からも注目が高まっている「テレワーク」(在宅勤務)。今年4月にテレワーク制度を全社導入したネットワンシステムズが、仮想デスクトップやユニファイドコミュニケーション、そしてスマートフォン/タブレットを使ったテレワーク成功のポイントを解説した。

iPhone/iPadを使ったテレワークのデモも

会見の最後には、ネットワンでどのように仮想デスクトップとUCを活用しているのかを紹介するデモが行われた。別拠点にいる設定の社員2人が仮想デスクトップ上で動くCUPCを使ってテキストチャットやIP電話でコミュニケーション。その後、WebExも使ってファイル共有しながら共同作業を行った。ここまでは普通のUCとWeb会議のデモともいえるが、面白いのはここからである。

一方の社員が外出時間となるが、通話をいったん切ることなく、そのままiPhoneに転送して歩きながらミーティングを継続。さらにiPadも取り出し、モバイル環境でもWebExでファイル共有しながら共同作業を行ってみせた。

iPadとWebExを活用して外出先でも共同作業
iPadとWebExを活用して外出先でも共同作業

外出が終わると、オフィスには戻らず、自宅で在宅勤務だ。自宅PCから仮想デスクトップにログインすると、最終操作時の状態のデスクトップ環境が登場。CUPUのプレゼンス機能により、離れた場所にいる相手が連絡可能な状態にあるかどうかも、すぐに分かる。

さて、実際にテレワークを導入してみてのネットワン社員の感想だが、「もっと仕事に追われて大変かなとも思っていたが、2~3時間は家に早く帰れるし、社員の間では好評」という。従来、通勤やオフィスと客先の移動にかかっていた時間を業務に当てることができるため、生産性と社員満足度の向上を両立できているとのことだ。

ネットワンにおけるテレワークの効果の霊例。移動時間を減らすことで、ワークライフバランスの向上が実現できている
ネットワンにおけるテレワークの効果の例。移動時間を減らすことで、ワークライフバランスの向上が実現できている

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