Bluetooth SIGは2011年6月8日、Bluetooth v4.0を使用したBluetooth体温計および心拍計の実用化を可能にする技術を完成させたと発表した。Bluetooth v4.0のプロファイルとして、「体温計プロファイル」と「心拍計プロファイル」が承認された。
Bluetooth SIGメディカルデバイスワーキンググループの議長を務めるインテル上級無線標準アーキテクトのロバート・ヒューズ氏は「体温計プロファイルは、予想以上の仕上がりだ。これは、さまざまなヘルスケアおよびフィットネス機器によるBluetooth v4.0の利用を可能にする最初のプロファイルである。このプロファイルは、血圧モニター、体重計、血糖値メーターといった機器をサポートするために、まもなく登場する多数のヘルスケア関連プロファイルのモデルとなると考えている」とコメントしている。
この2つのプロファイルを利用すると、体温と脈拍を無線でモニタリングすることが可能になる。体温計プロファイルのユースケースとしては、例えば子どもが風邪を引いたとき、体温計測値を30分ごとに携帯電話に送る体温計パッチなどが挙げられるという。