つなぐネットコミュニケーションズ、マンション全戸一括型インターネット接続サービスでIPv6対応へ

アルテリアグループのつなぐネットコミュニケーションズは2023年3月27日、マンション全戸一括型インターネット接続サービスにおいて、IPv6サービスの商用化に向けた取り組みを開始すると発表した。

IPv6対応の仕組みとしてはデュアルスタック方式を採用予定、またIPv6対応サービスを導入するマンションではオプションサービスではなく、標準サービスとして提供することを目指している。

サービス提供イメージ

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IPv6とは「Internet Protocol Version 6」の略で、現在広く使われているIPv4の後継にあたるものだ。 IPアドレスはインターネットに接続されている機器を識別するためのものだが、IoT機器の世界的な普及等を背景にIPv4アドレスの枯渇問題が課題となり、IPアドレス数がほぼ無限(3.4×10の38乗個)となるIPv6アドレスへの速やかな移行が求められている。

IPv4アドレスの枯渇問題は、マンションのインターネットサービス利用者に直ちに影響を与えるものではないが、IPv6の利用比率は右肩上がりに増加している。

IPv6を使ってGoogleのサービスにアクセスしている全世界のユーザーの割合(Google、2023.3.11)

IPv6を使ってGoogleのサービスにアクセスしている全世界のユーザーの割合(Google、2023.3.11)

実際、すでにIPv6対応をしていないiOSアプリは審査を通過できないなど、アプリケーション側の対応も進んでいる。開発コスト等を理由にIPv6のみに対応したアプリの増加が見込まれていることから、利用者側がIPv6に対応していないと将来的にはサービスやアプリケーションの恩恵を受けられなくなるという事態が予測される。つなぐネットでは、未来を見据えて一括型インターネット接続サービスにおけるIPv6対応に取り組むという。

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