クアルコムとエリクソン、シンガポールの通信事業者であるSingtelの3社は2023年3月1日、5Gミリ波で最大アップロード速度1.6Gbpsを達成したことを発表した。
Singtelのネットワークと、クアルコムのSnapdragon X65 5G Modem-RF Systemを搭載したテストデバイスを使用。5Gミリ波の複数キャリアを束ねたうえで、アップリンクとダウンリンクの構成のバランスを制御することで1.6Gbpsを越えるアップロード速度を達成したという。
製造や運輸、エンターテイメント等の業界向けアプリケーションでは、一般的なコンシューマーユーザーに比べて大きなアップリンク容量が必要とされる。3社は、今回1.6Gbps超を達成した技術が企業のデジタル化の大きな後押しになるとしている。