アライドテレシスのネットワーク統合管理「AMF」がAI・MLで進化

アライドテレシスが発表した「AMF Plus」は、ネットワーク統合管理ソリューション「AMF」の進化版だ。AIとMLが加わったことで、ネットワーク上のデータをマッチングし、新たな付加価値やサービスの創出につなげることができる。ネットワーク全体のヘルスチェックや優先制御の最適化により、管理者の負荷も軽減される。

アライドテレシスは2023年2月3日、新ソリューション「AMF Plus」を発表した。

AMF Plusは、同社独自のSDN技術によりネットワークの管理・運用機能の一元化、自動化を可能にする「AMF(Allied Telesis Management Framework)」にAI(人工知能)とML(機械学習)を加えることで進化させたものだ。

データのマッチングにより付加価値を創出する

データのマッチングにより付加価値を創出する

「AI・MLとネットワークが連携し数値化・機械化することで、ITインフラの運用管理の手間やコストがさらに削減される。また、ネットワーク上に流れてくるデータを自動で収集・分類しデータマッチングを行い、新たな付加価値やサービス創出につなげることができる」。アライドテレシス 上級執行役員 Global Marketing本部 本部長の佐藤誠一郎氏は、AMF Plusについてこのように説明した。

アライドテレシス 上級執行役員 Global Marketing本部 本部長の佐藤誠一郎氏

 アライドテレシス 上級執行役員 Global Marketing本部 本部長の佐藤誠一郎氏

新たな付加価値の一例として佐藤本部長が紹介したのが、医療現場におけるシリンジポンプとナースコールのデータ連携だ。

シリンジポンプの傾きデータを取得することにより患者が転倒していることを検知し、ナースコールのシステムに連絡することで、患者が病院内のどこで倒れているかが分かり、すぐに駆け付けることができるという。

シリンジポンプとナースコールのデータ連携で危険性予測を向上

シリンジポンプとナースコールのデータ連携で危険性予測を向上

また、オフィスでは、ビル設備や従業員の位置情報、各種センサーが連携することで、従業員の環境に応じて空調を調整し、快適性や生産性の向上につなげられるという。

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