KDDIは2011年4月18日、法人向けIP電話サービスの拡充を発表した。5月10日から、企業向けWANサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」(WVS)にIP電話機能を追加するほか、法人向けIP電話サービス「KDDI 光ダイレクト」のアクセス回線として電力系光ファイバーを追加する。
WVSの新機能として提供を始めるのは、「KDDI 光ダイレクト over Wide Area Virtual Switch」。WANサービスとIP電話サービスがワンストップで利用できるため、ユーザー企業は運用負荷を軽減できるという。番号ポータビリティやWVSの特色であるトラフィックフリー機能にも対応している。
また、KDDI 光ダイレクトのアクセス回線として、従来のNTTの光ファイバーに加えて、電力系通信事業者の光ファイバーが利用可能になる。これにより、NTTと電力系の2系統の光ファイバーを使ってアクセス回線の冗長化が図れるようになる。
KDDIの法人向けIP電話サービス概要図 |