NTT、IOWN関連技術による超低遅延の映像伝送で遠隔合唱の実証実験

NTTは2022年12月 1日、離れた地点間でタイムラグなく相互の映像をやり取りする映像コミュニケーションシステムを用いて、遠隔合唱の実証実験を実施すると発表した。実証においては、ネットワークを低遅延性の特長をもつIOWN オールフォトニクス・ネットワーク(以下、APN)関連技術により構成する。

NTTではIOWNの実現に向けて取り組んでいるが、そのうちの主要技術である光をベースとしたAPNは、圧倒的な低消費電力、高品質・大容量、低遅延の伝送を特徴としている。(参考記事:IOWNは2022年実装開始 オール光網の骨格作りがスタート

実証実験はNTT西日本、NTTコムと共同で取り組む。毎日放送が主催する合唱コンサート「サントリー1万人の第九」の第40回記念公演において、大阪城ホール、QUINTBRIDGE(大阪)、OPEN HUB Park(東京)の計3拠点を繋ぎ、リアルタイム遠隔合唱の実証実験を実施する。

実証の構成

実証の構成

以前からAPNによって複数拠点から届けられる複数の映像を超低遅延に伝送し表示する技術は実証してきたが(参考:リアルタイム遠隔セッションを実現する超低遅延の映像分割表示処理技術の実証)、ライブ・エンタテイメント分野を含めた様々な分野で、これらの超低遅延性を有するリアルタイム遠隔映像コミュニケーションの実現に向けた技術について、更なるユースケースへの適用性の探索を行うことを目的としている。

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