11月10日、BlueCatがプレスカンファレンスを開催した。
BlueCatは、カナダ・トロントに拠点を置く、DDIソリューションを提供するベンダーである。DDIとはDNS、DHCP、IPAM(IPアドレス管理)の頭文字であり、企業組織で増加し複雑化するこれらを一元管理する製品を展開する。今回、最高戦略責任者(CSO)のアンドリュー・ワートキン氏が3年振りに来日し、メディア向け説明会を行った。
BlueCat 最高戦略責任者(CSO)のアンドリュー・ワートキン 氏
クラウド環境化のDNS、DHCP、IPアドレスの管理を自動化、脅威からも保護
クラウド化、IoT化が進むなか、ネットワークに接続する端末数は増え、ネットワーク管理者の負荷は高まる一方だ。にもかかわらず、接続端末のIPアドレスなどをスプレッドシートで手動管理していたり、シャドーITによるクラウド利用を放置し続ければ、さらにネットワークは雲の巣のような複雑性を呈すようになるとワートキン氏は警告。これを解決するのがBlueCatのDDIソリューションだとした。
端的にBlueCatのDDIソリューションを説明しているのが次のスライドである。バラバラに存在するDNS、DHCP、IPAMを一元管理し、一貫性を持たせ、その管理を自動化できる。もちろん管理は1つの画面から可能だ。このようにクラウド情報を可視化するのがBlueCatのコア製品であるIntegrityだ。