今、通信業界、特にモバイル通信市場は大きな変革の波にさらされている。より高速な5Gサービスを展開するとともに、付加価値の高い新サービスでより多くの収益を上げるべく、各事業者とも模索を続けている。しかも市場や顧客ニーズの変化は早い。その変化に即応するため、基地局などに物理的に通信機器を配置するだけでなく、仮想化技術を駆使し、物理的な構成にとらわれることなく柔軟かつ粒度の細かいサービスを提供する動きも始まっている。
こうした動きに伴って新たな課題も浮上した。仮想化技術やコンテナなどを駆使した結果、基盤が非常に複雑化しているのだ。物理的に目に見える構成とは全く異なる論理構成が取られ、「今、通信基盤はどのような状況にあるか」が即座に把握しづらく、何か障害が起こったときの原因の切り分けが困難になっている。
一方で、デジタル時代の通信インフラに寄せられる期待は高い。もし通信障害が発生して何時間も続くことがあれば社会的に大きな影響が生じるのはもちろん、事業やブランドへのインパクトも甚大だ。 このような事態を避けるには、通信サービスを支える基盤の状態をエンドツーエンドで可視化し、状況を把握していくことが重要だとSplunk Services Japanは指摘する。
もちろん、基盤の状況をモニタリングし、可視化していない通信事業者は存在しない。ただ残念ながら現状の監視は「メーカーごと」「技術ごと」といった単位でサイロ化されているケースが大半で、全体の俯瞰が難しい。また、サービス視点、ビジネス視点でのモニタリングも不十分だという。 この結果、明確なエラーは発生していないのになぜかサービスが落ちているといった「サイレント障害」に悩まされることもある。また、前述の通りデジタル化が進み、ありとあらゆる領域で通信サービスが不可欠となっている現在、障害が発生した際の影響範囲を特定し、「どのお客様にどのような影響が生じているか」を速やかに把握するのも難しい。
Splunkが提供する統合プラットフォーム「The Splunk Platform」は、まさにこうした課題を解決するものだ。