オートバックスが5600台のAIカメラ導入へ、「安心ピットカメラ」の基盤にGoogle Cloud採用

Google Cloud Japanは2025年6月16日、オートバックスセブンの子会社であるオートバックスデジタルイニシアチブ(ABDI)の導入事例をGoogle Cloudブログで公開した。

自動車整備業界において顧客からの不安や不信感が課題となるなか、ABDIはAIカメラを用いてピット作業を見える化する「安心ピットカメラ」プロジェクトを始動。全国約600店舗に5600台のAIカメラを導入するこの取り組みの基盤として、Google Cloudを採用した。

安心ピットカメラ利用イメージ

安心ピットカメラ利用イメージ(Google Cloudブログより)

「安心ピットカメラ」のコアとなる映像配信技術には、プロジェクト開始当初、サーバーレスで手軽に実装できる Live Stream API を利用。しかし、プロジェクトが拡大するにつれてコストが課題となり、Google Cloud のパートナー ソリューションである「Wowza Streaming Engine」をGoogle Cloud Marketplace経由で導入し、Compute Engine上で稼働させるアーキテクチャへの変更を決定した。

この変更に伴い、新たにサーバー運用が必要となったため、Google CloudのプレミアパートナーであるG-genが新たなプロジェクト メンバーとして参画した。

(Google Cloudブログより)

安心ピットカメラのシステム構成(Google Cloudブログより)

2024年8月から順次導入が始まった「安心ピットカメラ」は、現在約60店舗・500台のカメラが安定稼働している。ABDIでは、本ソリューションの外販も検討中という。

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