KDDIは2022年10月24日、監視カメラの映像データを高セキュリティなクラウド上で管理・可視化する映像統合管理サービス「KDDI Video Management Service」を11月28日より提供開始すると発表した。
「KDDI Video Management Service」のサービスイメージ
企業が各拠点にてオンプレミスで構築していた監視カメラシステムを、クラウド上の録画サーバー・ストレージで統合管理するサービス。クラウドでの提供により、サービス導入時の初期投資は不要。高セキュリティなクラウド上の監視カメラシステムを利用することで、ユーザー企業は自社のポリシーに適合した保存期間や画質を自由に設定できるほか、柔軟に環境を拡張・縮小することが可能だ。
監視カメラの映像伝送・映像閲覧時は、すべてKDDIが提供中の閉域ネットワーク「KDDI Wide Area Virtual Switch (KDDI WVS) 」経由に限定される。クラウド上の録画サーバー・ストレージなどの設備もKDDI WVSと閉域接続しているので、秘匿性の高い監視カメラ映像も安心してサービスを利用することができる。
また、オープンプラットフォームなサービスであるため、監視カメラを新設する必要はなく、すでに使用しているカメラも利用可能。カメラメーカーに依存することなく、一般的なIPカメラ1万2000機種以上で利用することができる。
料金は、基本料金が1契約あたり8万円。デバイス接続料金が1台あたり3000円、ストレージ利用料金が1TBあたり5000円となっている。
KDDIでは、同サービスの映像をAI映像解析と組み合わせることで、指定エリア内の滞留・侵入検知による「防犯・防災対策」、製造品や設備の外観検査による「検品業務や設備点検の効率化・自動化」など、企業の課題解決やDX実現を支援する。