ディーリンク、100Gアップリンクに対応した10Gスイッチを発売

ディーリンクジャパンは2021年8月27日、最大100ギガビットのアップリンクポートを搭載した、10ギガビットレイヤ3スタッカブルスイッチ「DXS-3610シリーズ」2製品4品番を発売した。パートナー各社を通じて受注を開始し、9月から順次出荷を開始する。

DXS-3610シリーズは、標準ポート48ポートがすべて10ギガに対応しており、アップリンクとして40ギガまたは100ギガビット対応可能なQSFP28スロットを4スロット搭載する。シリーズとして2製品をラインナップしており、「DXS-3610-54T」は、10G BASE-Tを48ポートとQSFP28を4スロット、「DXS-3610-54S」は10G SFP+を48スロットとQSFP28を4スロット搭載している。

この2製品は、必要とする機能によってソフトウェアイメージを選択することが可能。BGPやMPLS、VRF-Liteなど大規模ネットワーク向けのエンハンスドイメージ(EI版)、またはEI版までの機能が不要であればスタンダードイメージ(SI版)と、2つのソフトウェアイメージからネットワーク要件に合わせて選択できる。

DXS-3610シリーズの特徴
DXS-3610シリーズの特徴

前機種のDXS-3600シリーズと比較してポート密度は約2倍に、アップリンク帯域やスイッチ全体の帯域も2倍以上に拡張され、さらに処理能力やソフトウェア機能も大きく向上。企業や官庁、大学、病院など、広帯域と冗長性、信頼性を必要とする大規模法人の中継スイッチとして、または中規模法人のコアスイッチとしての利用に適しているとともに、中規模データセンター向けのリーフスイッチとしても適した製品だとしている。

万が一の故障の際にネットワーク経路を切り替えることで通信を途絶えさせない冗長化機能として、VRRPやリングプロトコル(ERPS)をはじめ、最大12台までを仮想のシャーシスイッチのように運用可能な物理スタック機能を搭載。また、Y.1731準拠のイーサネットOAMや、双方向フォワーディングテーブル(BFD)などイーサネット上の運用・管理・保守機能を高める機能や、Open FlowによるSDN管理を実現するなど、管理性を向上させる様々な機能に対応している。

そのほか、L3レベルでネットワークを分離することが可能なVRF-Liteや、モードによってスイッチのDBリソースの割り当てを変更可能なスイッチリソースマネジメント(SRM)もサポートする。

標準価格(税別)は、DXS-3610-54Tが199万8000円(SI版)、219万8000円(EI版)。DXS-3610-54Sは149万8000円(SI版)、169万8000円(EI版)。

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