ひまわりネットワーク、AWS上のSaaS型モバイルコアソリューションを日本で初めて活用した地域BWA商用サービス開始

愛知県豊田市、みよし市、長久手市でテレビ・インターネット事業を展開しているケーブルテレビ局のひまわりネットワークは2021年6月2日、NECおよびNECネッツエスアイが提供する、アマゾン ウェブ サービス(以下AWS)上からSaaS型で提供するモバイルコアソリューションを活用した、地域BWAによる高速無線インターネットサービス「ひまわりワイヤレス」を本年5月6日より提供開始したと発表した。


                    システム構成図

同サービスは、専用機器に電源をつなぐだけで、高速無線インターネットを利用することができる。なお、AWS上から提供するSaaS型モバイルコアソリューションを活用した地域BWAサービスは国内初だという。


                 「ひまわりワイヤレス 専用機器」イメージ

通常、地域BWAサービス事業者はオンプレミス環境にモバイルコアを設置する必要があり、設備の設計や構築に多くの時間とコストがかかるという課題がある。今回、SaaS型モバイルコアソリューションを採用し、AWS上で仮想化および構築の自動化を行うことで、サービス開始までのリードタイムを従来に比べて約1/3短縮した。また、柔軟なスケーラビリティを可能とし、サービス利用者の増加に対しても迅速に対応することができるという。

モバイルコアの運用には、高度な技術と運用ノウハウが必要となる。SaaS型モバイルコアソリューションでは、モバイルコアの運用をNECネッツエスアイとNECが行い、ひまわりネットワークは加入者の管理のみを行うことで、ひまわりネットワークのサービス運用負荷を軽減し、コストの低減を実現している。
 

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