2020年はGIGAスクール需要などが成長を牽引SASEを4~6月に提供、フォーティネットが2021年の事業戦略

ネットワークとセキュリティを統合的に管理する需要が高まっている。フォーティネットではこうした背景から2020年度は20%の売上増を達成したという。2021年は4~6月からSASEサービスを提供し、さらに業績を拡大していく構想だ。

フォーティネットジャパンは2021年4月21日、オンラインで事業戦略説明会を開催した。社長執行役員の久保田則夫氏は「フォーティネットはグローバルで2020年は20%の売上増を達成した。日本でもエンタープライズ、SMB、通信事業者など、あらゆるマーケットで成長できた」と振り返った。

 フォーティネットジャパン 社長執行役員 久保田則夫氏
フォーティネットジャパン 社長執行役員 久保田則夫氏
久保田氏によれば、フォーティネットが成長した理由の1つにネットワークとセキュリティを融合させるソリューションの需要が拡大したことが挙げられるという。

「一番いい例が、文部科学省の推進するGIGAスクール構想だ。拠点ルーターの強化や、校内の無線LANを含んだネットワーク基盤の強化などが求められているが、そこにセキュアなルーターやローカルブレイクアウト機能を盛り込んだエッジ装置を提供できた点が大きい」

フォーティネットのFY2020におけるビジネス好調の要因

これに加えてマルチクラウド環境を保護するソリューション、オフィスや自宅、工場などに点在するIoT端末を統合的に可視化できるようなソリューションの需要が大きく、同社の成長を牽引したとしている。

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