「Wi-Fi 6では有線がボトルネックに」ヤマハ初の10G/マルチギガスイッチ

ヤマハから上位モデルのスイッチの新製品がリリースされる。Wi-Fi 6に対応したデバイスやAPへのリプレースが着々と進む中で、有線部分が企業ネットワークのボトルネックになる可能性がある。そこで新製品はポートの高速化に加えて、いくつかの新機能も搭載した。

ヤマハは2021年3月30日、L2スイッチとL3スイッチの新ラインナップを発表した。「SWX2320-16MT」「SWX2322P-16MT」「SWX3220-16MT」「SWX3220-16TMs」の4モデルを追加し、6月にリリースする。

ラインナップ更新の背景について、ヤマハ コミュニケーション事業部 商品戦略グループの大前光司氏は次のように語った。

「Wi-Fi 6の無線LAN アクセスポイント(AP)を導入していくと、今の企業ネットワークでは有線部分がボトルネックになってしまう。いかに企業ネットワークを5ギガ、10ギガと引き上げていくかが課題になる中で、高速化を可能にする製品をリリースした」

ヤマハ コミュニケーション事業部 商品戦略グループ 大前光司氏
ヤマハ コミュニケーション事業部 商品戦略グループ 大前光司氏

Wi-Fi 6の通信速度は最大9.6Gbpsだ。最速で1Gbpsのポートしか搭載しないスイッチ、5Gbpsまでしか出ないCAT5eやCAT6のLANケーブルを利用している企業は非常に多いが、無線区間がこれほど速くなると、ネットワーク全体では有線の領域がボトルネックになる。

今回、同社がリリースしたスイッチは10G/5G/2.5G/1G/100Mbpsのマルチギガポートを装備した。10ギガに対応したスイッチの発売はヤマハにとっては初めてとなる。

ヤマハ新L2スイッチ、L3スイッチの詳細
ヤマハ新スイッチの詳細(クリックして拡大)

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