キーサイトが16ポート400GEテストシステムを発表、複雑なマルチレート環境の検証が可能に

キーサイト・テクノロジーは2021年3月18日、ネットワーク機器メーカー/データセンター事業者向けの検証システム「AresONE-S 400GEテストシステム」を発表した。400ギガビットイーサネット(GE)と低速のネットワークやデバイスが混在する複雑な環境を検証することが可能だ。


AresONE-S 400GEテストシステムの製品外観

発表によれば、データ・センター事業者は成熟した100GE NRZ(non-return-to-zero:非ゼロ復帰)ベースの技術を広く展開してきているが、イーサネット速度の高速化により、データセンターネットワークやマルチレート速度環境では、新たにミックスドシグナリングとフォワードエラー訂正(FEC)が導入されている。NRZからPAM4(パルス振幅変調レベル4)への移行には、両方のエンコーディングをテストすることが必要になる。

キーサイトのAresONE-Sテストシステムは、6.4Tbpsの負荷およびストレストラフィックを提供し、複数のイーサネット速度でのデータ伝送エラーの検出とデバッグを実行する。さらに、AresONE-Sは、複数のシステムを同期し、単一のテストシステムとして25.6Tbpsのネットワーキングデバイスや機器をテストすることが可能という。

400GE PAM4と100GE NRZの7つの速度すべてに対応する単一テストプラットフォームであり、400/200/100/50GE PAM4、100/50/40/25/10GE NRZで、すべての速度とFECメソッドのテストを実行できる。

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