光回線が敷設できない場所は意外に存在する。人がほとんど住んでいない地域や離島などで光ケーブルの敷設工事にかかる費用や手間を考えると現実的でない場合もあれば、新たに配線するスペースがないなど物理的に不可能な場合もある。
「そうした難しい場所でも、電話線だけは既に引かれていることが多い。その電話線を有効利用して、ラストワンマイルに高速通信を届けることができるモデムがある」とハイテクインター 営業部 部長の森池信也氏は話す。それが集合型G.fastモデム「ABiLINX 4116(親機)/ABiLINX 4100(子機)」だ。
G.fastとは、電話に使われるメタル回線を利用して高速通信ができる通信規格で、ABiLINX 4116/4100の最大速度は双方向で900Mbpsも出る。
「再接続が速いというのも良い。VDSLやADSLだと、突発的なノイズなどで1回切れてまた繋がるまでに30秒~1分ほどかかるのだが、G.fastは数秒で繋がる。また、モデムの近くに同じ周波数帯を使う別の機器がある場合、通信速度が落ちたり切れやすくなるなど悪影響があるが、ABiLINX 4116/4100は周波数帯が被らないように設定を変えられる」(プロダクト技術部 部長の川辺治郎氏)
ABiLINX 4116は16ポートを備え、最大伝送距離は250m。部屋数の多いホテルや旅館、マンションなどで1対複数の構築が可能だ。工場、病院、駐車場、遊園地など様々な施設で利用できる。
図表 ABiLINX 4116/4100の利用イメージ
Wi-Fi 6 APとも相性抜群 長年の知見に基づき強力サポート最も強みが生かせる用途が、Wi-Fiアクセスポイント(AP)までの通信経路だ。「実際、『Wi-Fi 6を導入したいが配線工事はしたくない』というお客様からの問い合わせも多い。最大900Mbpsなので、APに届くまでの通信がボトルネックになることがない」(森池氏)
配線に手を加える必要なく、機器を入れ替えるだけで簡単に導入できる点も好評だ。例えばホテルなら、取り付け自体は1、2日で完了するという。工事のために営業を止める必要もない。
中小規模の病院でも活躍する。病院はICT化が進みつつあるものの、予算が無く遅いネットワークを使い続けている現場が多い。ABiLINX 4116の希望小売価格は1台あたり34万3000円、4100は2万5000円。「予算が無い時こそ有効なモデムだ」(同氏)
ハイテクインター 営業部 部長 森池信也氏(左)、プロダクト技術部 部長 川辺治郎氏
ハイテクインターならデモ機の貸し出しや設置・設定のアドバイス、導入後の障害対応などきめ細やかに支援してくれる。「当社はアナログモデムの時代からノウハウを培ってきており、モデムに詳しい技術者も多い。モデム以外にも、無線、映像関連の様々な通信機器を取り扱っている。製品の急な販売終了なども無く、後継機種もすぐ用意できる。導入後も長く安心して使っていただけるように、しっかりサポートする」(同氏)
光回線不要で、低コストかつ簡単に高速通信を実現したいなら、ハイテクインターに相談してみてはいかがだろうか。
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