ウォッチガードがSOHO・中小向けファイアウォールの新製品を発表、SD-WANも搭載

ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは2020年9月8日、テーブルトップのファイアウォールアプライアンス「Firebox T Series」の新モデルを発表した。ホームオフィスや中小規模オフィス環境向けの製品で、多層防御型のセキュリティに加えて統合型SD-WAN機能を搭載、PoEもサポートしている。

新たに発売するのは、Firebox T20/T40/T80の3モデル。


Firebox T20

Firebox T20は、SOHO(ホームオフィス/スモールオフィス)でセキュリティ機能を必要とする組織やマネージドサービスプロバイダに適しているという。スタンドアロンまたは本社による集中管理方式で運用が可能だ。

また、同社のTotal Security Suiteと併用することで外部侵入者のブロック、不正なメール添付ファイルやフィッシング詐欺、ランサムウェア攻撃などを抑止するためのトラフィック監視が可能。Wi-Fiに対応したT20-Wモデルも用意されている。

Firebox T40はスモールオフィス、支社、小規模の小売店舗などの分散拠点環境向けの製品。こちらもTotal Security Suiteとの併用によるセキュリティ機能の利用が可能で、Wi-Fiも搭載している。

Firebox T80は中堅規模オフィス環境向けで、他のテーブルトップファイアウォールと比較して卓越した高スループットとフルUTMプロテクション機能を提供するとしている。拡張モジュールオプションも利用可能であり、カスタムポート構成により、アプライアンスからダイレクトで光ファイバー接続が可能。1Gbps/10GbpsのSFP+モジュールが使える。また、Power over Ethernet(PoE+)ポートも2つ備えている。

こうした特徴に加えて、T Seriesではウォッチガードのクラウドベース構成ソリューションであるRapidDeployを用いてインストールすることにより、ホームオフィスや中小規模オフィスの環境でエンタープライズグレードのセキュリティを簡単に利用開始することができるという。

主な特徴としては、統合型SD-WAN機能を提供しており、ハイブリッドWANアーキテクチャをサポートする。また、T40とT80では機械学習エンジンを活用してゼロデイマルウェアを防御するIntelligentAVが利用可能だ。

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