Cisco Merakiがポートフォリオを拡充 スイッチ、セルラーゲートウェイの新製品

シスコシステムズが、Cisco Merakiのポートフォリオを拡充すると発表した。スイッチ、セルラーゲートウェイ、セキュリティ機能などの新ソリューションと同社の強みであるMerakiダッシュボードによって、日本市場での更なる売り上げ拡大を目指す。

シスコシステムズは2019年11月26日、クラウド管理型ネットワークソリューション「Cisco Meraki」のポートフォリオを拡充したと発表した。

今回発表されたのは「Cisco Meraki MS390 シリーズ スイッチ」と「Cisco Meraki MG21/21E セルラーゲートウェイ」の2製品と、セキュリティに関する機能。

MS390シリーズは、マルチギガビット対応ダウンリンクポート、480Gbpsのスタック接続、10/40GE対応アップリンクモジュールをサポートしている。また、セキュリティの新機能である「アダプティブポリシー」にも対応しており、これはトラフィックセグメンテーションによって異なるセキュリティポリシーをグループごとに提供する。


Cisco Meraki MS390 シリーズ スイッチ



アダプティブポリシーの概要図

Meraki MGは、セルラーネットワークによるワイヤレスWAN接続の導入を簡単に可能にするセルラーゲートウェイ。主な特徴として、2つの独立したゲートウェイ接続のサポート、PoEまたはDC電源、IP67規格の対応などに対応している。


Meraki MG21/21E セルラーゲートウェイ

最大の差別化要因シスコメラキ シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのトッド・ナイチンゲール氏は、Merakiの他社との差別化要因として、ダッシュボード機能を上げた。「Merakiダッシュボードは単一のネットワーク製品ではなく、プロダクトスイート全体を管理する。例えば学校やホテル、小売業などにおいて、施設全体のネットワークを、Merakiダッシュボード1つで管理できる。このプラットフォーム戦略によって素晴らしい結果が出ている」(同氏)


シスコメラキ シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー トッド・ナイチンゲール氏

実際、Merakiは世界190カ国以上で展開、65万台以上のデバイスがオンライン接続しており、月次50万人以上のアクティブユーザーがMerakiダッシュボードにログインしているという。


「メラキダッシュボードは、シンプルで、最もセキュアで、
最もインテリジェントであるプラットフォームだと私たちは自負している」と同氏は言う


ダッシュボードは、Meraki製品を使えば特に別途のソフトウェアを入れる必要なく利用でき、
機器に接続されたクライアントの名前や使用しているアプリケーションが可視化される

ナイチンゲール氏は、「Merakiのミッションは強力なテクノロジーをシンプルにすることで、お客様がより一層本来の仕事に熱意をもって集中できるようにすること。Merakiダッシュボードはパワフルなシスコのテクノロジーを最もシンプルな形で提供する」と繰り返し強調した。

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