通信事業者向け光伝送装置等を提供する米シエナ(Ciena)は2019年2月21日、楽天モバイルネットワークが新たにモバイルネットワークを展開するにあたり、シエナのデジタルコヒーレント光プラットフォームとネットワーク管理機能を導入すると発表した。楽天のモバイルサービス展開に向けて、メトロ、リージョナル、全国バックボーンのネットワークにシエナの技術を活用。将来的な5Gへの拡張にも対応できる、柔軟で回復力のあるネットワークを構築するとしている。
沖電気工業とのパートナーシップにより、最高400Gbpsの伝送が可能な「WaveLogic Aiプログラマブル・デジタルコヒーレント光伝送機能」を搭載した「6500プラットフォーム」を楽天に供給。海ルートと山ルート経由で日本全体を高速接続する全国網の構築を目指す。
また、シエナのSDNソリューション「Blue Planet MCP(Manage, Control, Plan)」も導入。SDNベースのエンドツーエンド・ネットワーク制御を実現し、障害管理とパフォーマンス管理の強化に役立てるという。