ICT×未来

AIで働き方が一変!(前編)- 「シンギュラリティは不可能」

文◎唐島明子(編集部) 2017.05.08

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

スマートフォンの中にある
「SoftBank Brain」のイメージ

第3次AIブームを迎え、私たちの働き方は大きな変革を迫られている。AIによる業務効率化で人間に求められる能力が変わり、またチャットボットの飛躍により、人間と業務システムとの距離はぐんと近づきそうだ。

 
「ITの力を使って、スマートに業務工数とコストを半分にする。そのためにAI(人工知能)を社員のポケットに入れよう」――。ソフトバンク 代表取締役社長 兼 CEOの宮内謙氏は、昨年7月に開催されたイベント「SoftBank World 2016」でこう語った。

同社は「Half and Twice」をキャッチフレーズに、2015年4月から生産性向上の取り組みを始めている。目標は、業務工数やコストを半分(Half)にし、生産性や創造性は2倍(Twice)にすること。この取り組みの1つとして、AIシステム「SoftBank Brain」を開発中だ。

「これまで12時間かかっていた仕事を6時間でできるようにする。残りの6時間のうち、4時間で残業をなくし2時間はクリエイティブな仕事に回す」と宮内氏は構想している。

付加価値を生まない単純作業はAIに任せ、人間は付加価値の源泉となるクリエイティブな業務に集中することで、高い生産性を実現しようとしているわけだ。

“数秒”で最適な資料を提示SoftBank Brainは、日本語版のIBM Watsonやソフトバンクが自社開発したAIなどで構成されている。活用分野として検討されているのは、「法人営業」「コンタクトセンター」「社員サポートセンター」「ショップ」「人事」「財務」など(図表)。早速、法人営業向けのSoftBank Brainが稼働している。

 

図表 「SoftBank Brain」の活用分野
図表 「SoftBank Brain」の活用分野



これは、法人営業社員が行う顧客企業へのサービス提案をサポートするAIだ。利用方法はチャットボットに近く、スマートフォンにインストールした「SoftBank Brainアプリ」に向かって社員が音声やテキストで質問すると、テキストや資料、URLなどで答えを返してくれる。

例えば、営業社員が「A社にどんな提案をすればいい?」と聞くと、ソフトバンクが持っている膨大な商材の中から最適な提案内容や提案資料を“数秒”で見つけ出し、画面に回答を表示できるという。また、「B社の営業担当は?」と聞けば、担当営業の名前とコンタクト先に加え、チームメンバーや上長も教えてくれる。

すでにSoftBank Brainの効果は出始めている。同社によれば、これまで1日平均40分かけていた、商材や顧客企業の情報収集にかかる時間が短縮され、それ以外の業務に集中できるようになったそうだ。また、サービスに関する質問を顧客から受けた際には、その場でスマートフォンで調べて回答・解決できるなど、顧客対応のスピード感が増しているという。
続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

moconavi1807
sun1807
intel1806

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】映像IoTが、来た!
●多様な業界に広がる映像IoT/●カメラとAIでスマート農業/●防犯カメラも新たな次元へ/●AI予測で混まないレジ/●映像IoTを支えるネットワーク構築のポイント

◆[インタビュー] NTT東日本 井上福造社長 ◆クラウド時代の企業音声システム ◆日本企業目線で“ヤマハ流”SD-WAN ◆富士通が産業向け新無線LAN ◆農業×IoTで「地方」を変える ◆MWC上海レポート

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

潜伏する脅威をAIが検知!
産業用制御システムやIoTも守備範囲

日商エレクトロニクスのセキュリティ対策が“新ステージ”に突入する!

リボン・コミュニケーションズTeamsの電話機能にいち早く対応
UCを狙ったサイバー攻撃対策も

Microsoft TeamsとPSTNをつなぐリボン・コミュニケーションズ

UNIVERGE Aspire WX電話やUC機能を全方位にカバー
中小企業の多様な働き方を強力支援

NECが5年ぶりの中小向けキーテレフォン「UNIVERGE Aspire WX」

F5ネットワークスセキュリティやGi-LAN仮想化など
モバイルインフラの強化に貢献

5G移行を控えた今、F5ネットワークスはどんな価値を提供できるのか?

moconavi今いる場所がオフィスになる!
moconaviで安全なモバイルワーク

場所を問わない新しい働き方の実現には、ICT環境の整備も不可欠だ。

サンテレホンサンテレホンがICT総合展示会
ビジネス伸ばす製品群が一堂に

東京ドームシティ・プリズムホールで7月18・19日開催!

インテル5Gをエンドツーエンドでカバー
新たな価値創出を目指すインテル

インテルは強みの仮想化技術で5G時代のネットワーク構築に貢献する。

コマーチキャリア向けOSS/BSSに強み
自動化やe-ヘルスで社会課題解決

自動化やe-ヘルスで多くの実績を持つコマーチが日本市場に参入した。

ブロードメディア・テクノロジーズ小森コーポレーションが
Aryakaで日中間通信を安定化!

日系企業の中国ビジネスに立ちはだかるのが通信環境の問題だ。

IIJグローバルソリューションズ日中間ネットワークの安定運用へ
VPN規制を乗り切る解決策提供

安定的な越境通信を実現するには何が必要か?

NTTコミュニケーションズIoTビジネスの種まきから結実まで
NTT Comの「次の一手」とは

自社発行型eSIMでの新サービス提供に期待!

SAS Institute Japanデータ分析の老舗、SASが提案するIoT時代のデータ活用

IoTのはじめの一歩を踏み出す前に考えるべきポイントは?

アクセスランキング

tc1807_a
ngn
compass

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます