「iPhone、iPadの最強アプリに」――ソフトバンクが米ソーシャルゲーム大手と合弁会社

ソフトバンクと米Zynga Game Network(ジンガゲームネットワーク)は2010年7月29日、日本でソーシャルゲームを発展・普及させることを目指し、合弁会社「Zynga Japan」を設立することで合意した。同日開催されたソフトバンクの決算説明会で孫正義社長が発表した。

Zynga Game Networkは、月間アクティブユーザー数2億3000万人を誇る世界最大級のソーシャルゲーム事業者。米SNS「Facebook」のアプリランキングでもトップ10の半数以上を同社のゲームが占めている。孫社長によれば、「Facebook全体のトラフィックの4割近くがZynga」という。

ZyngaはFacebookアプリランキングで上位を独占している

すでにソフトバンクは、Zyngaに対して1億5000万ドル(約137億円)を出資している。Zynga Japanへは両社が50%ずつ出資する。CEOにはZyngaのロバート・ゴールドバーグ氏が就任する予定だ。

孫正義社長とZynga JapanのCEOに就任するロバート・ゴールドバーグ氏(右)

孫社長は「Zyngaはおそらく、iPhoneやiPad、さらに我々の一般携帯電話上の最強のアプリになるだろう」と期待している。サービスインの時期については、「年内に開始したい」とし、その際は「国内の複数のSNSと連携してやっていきたい」と語った。

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