日立製作所は2012年7月2日、データセンター向けネットワーク仮想化ソリューションを7月3日から提供開始すると発表した。米ニシラ(Nicira)社のネットワーク仮想化ソフト「Nicira NVP」を活用する。
ニシラ社は、“OpenFlowの父”とも呼ばれるマーティン・カサド氏が共同設立者兼CTOを務めるベンチャー企業。物理ネットワーク上に仮想ネットワークを重ねるオーバーレイ方式によってSDN(Software Defined Network)を実現する同社のNicira NVPは、eBayやNTT、AT&T、フィデリティ、ラックスペースなどでの採用実績がある(関連記事)。
今回、日立が発表したソリューションは、このNicira NVPを中核に、日立電線やアラクサラネットワークスのネットワーク機器などを組み合わせて提供されるもの。また、これまで日立が培った通信事業者などでの大規模SIのノウハウも活かし、ミッションクリティカルな仮想ネットワーク環境の構築を支援するという。
データセンター向けネットワーク仮想化ソリューションシステム構成例 |