“スマホのユーザー層を広げる”―― ZTEジャパンが7色カラバリの新機種を発売

ZTEジャパンは2011年12月19日、Androidスマートフォンの新機種「STAR7 SoftBank 009Z」を12月22日からソフトバンクモバイルから発売すると発表した。また、これに合わせて説明会を実施。同製品の特徴と、日本における事業戦略について説明した。

ZTEジャパン・副社長兼端末最高責任者である王旗(ワン・チー)氏(左)と、モバイルターミナル事業部第ニ営業部部長の安岡浩氏

同機種は、ZTEジャパンが日本のニーズを取り込み開発したものだ。副社長兼端末最高責任者である王旗(ワン・チー)氏は「ZTEのロードマップの中で、最も前に進んでいる端末」と紹介。その開発に当たっては、ソフトバンクモバイルとともに検討を重ね、国内市場向けに特化した各種の機能を盛り込んだ。日本でまず発売した後、他国での展開も見据えているという。

メインカラーの「アースターコイズ」

王氏は、「日本のマーケットは非常に難しい市場だと考えている」という認識を示したが、その“難しい市場”を開拓する端末として、STAR7は、どのような層をターゲットに据えているのか。モバイルターミナル事業部第ニ営業部部長の安岡浩氏は、「フィーチャーフォンからスマートフォンへの乗り換えを躊躇っているユーザー」をターゲットに開発したと話す。「乗り換えを簡単に、さらに販売代理店の方々にとっても売りやすい端末を目指して企画した」。

スマホへの移行を躊躇するユーザー層をターゲットに据える

ZTEジャパンとソフトバンクモバイルは、まだスマートフォンへの乗り換えを行なっていないユーザー層に対して調査を実施。その結果としてSTAR7では、豊富なカラーバリエーションを揃え、防水・防塵仕様とし、またワンセグを搭載。フィーチャーフォンでは当たり前だったこれらの条件を満たすことで乗り換えを促す狙いだ。カラー展開は、下のように惑星・衛星をモチーフとした7色を用意。防水仕様とワンセグの搭載により、入浴中のテレビ視聴も可能という。

カラーは全7色。本体だけでなく、個装箱も各色ごとに用意するなどカラー展開にこだわっている

さらに、ユーザーインターフェース(UI)にも独自の工夫を凝らした。カテゴリ毎にアプリを整理した「カテゴリメニュー画面」を用意。例えば、「基本機能」のアイコンをタップすると、電話や連絡先、Androidマーケットといったアイコンがわかりやすく整理されて表示される。このような独自UIにより、使いやすさも訴求。安岡氏は「STAR7で、スマートフォンのユーザー層を広げたい」と意気込みを語った。

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