NTTドコモは、東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の期間中、選手の生活を支える施設「選手村ビレッジプラザ」E棟内に、5G通信環境を整備したインターネットラウンジ＆カフェ「docomo 5G LOUNGE」をオープンする。モバイルを使った“ドコモならではのおもてなし”を提供するという。
docomo 5G LOUNGEでは、日本中から電話で送られてくる大会への応援メッセージを多言語で表示し選手に届ける「みえる応援電話」や、言語の異なる相手とスムーズに会話できるスマートフォンのサービスのほか、二次元コードをスキャンしてカフェのメニューをキャッシュレスで注文できるサービスなどを提供する。
みえる応援電話ディスプレイのイメージ
みえる応援電話は、通話相手の音声をリアルタイムで文字に変換できるドコモの「みえる電話R」の技術を活用したサービス。応援メッセージの声が音声認識機能で変換され、選手村ビレッジプラザ内のディスプレイに文字（8言語に対応）として表示される。
多言語対応サービスは、スマートフォン・タブレットのアプリを通じて会話が自動で翻訳され、通訳のサポートを受けているかのように多様な言語の相手と会話することができるサービス。カフェのメニューや施設の案内など、選手が快適にdocomo 5G LOUNGEを利用してもらえるようにサポートする。
docomo 5G LOUNGEのスタッフが選手への応対に使用するほか、選手が所有するスマートフォンにアプリをインストールして通話する方法、撮影した画像の文字を認識して翻訳する方法にも対応している。また、多言語でアナウンスする機能を使って、料理のできあがりやお知らせなど、カフェスタッフの業務もサポートするという。
オンライン注文サービスでは、選手がスマートフォンで二次元コードを読み取り、ブラウザーから注文してオンラインで決済が可能。手元のスマートフォンからキャッシュレスで注文できるため、接触機会や密集する頻度を減らすことができ、感染症対策に効果があるほか、混雑を避けることで選手のストレスを軽減することができるとしている。
