NTT東・北大らがエッジ基盤を活用したAI病理画像解析の共同研究を開始

北海道大学と調和技研、NTT東日本は2021年5月26日、NTT東日本が展開するAI/IoTの共同実証環境「スマートイノベーションラボ北海道」を活用し、AI病理画像解析の共同研究を開始すると発表した。

スマートイノベーションラボは、NTT東日本が保有する通信ビル/データセンターにエッジコンピューティング環境を構築し、低遅延通信の検証や、AI/IoT技術の検証環境、パートナー企業が作業するワークスペースなどを提供するもの。今回は、この高速かつセキュアな通信環境とAI回析基盤を活用して下記1~5を三者共同で実施し、AI病理画像解析の精度向上を目指す。

1. AI学習を前提とした病理画像(学習用データ)の準備
2. 病理画像に診断情報(良性・悪性、組織型など)のタグ付け
3. AIモデル選定・学習方法の検討
4. GPUサーバによる学習
5. AIアルゴリズムの確立と精度検証


共同研究のイメージ

共同研究は2021年5月より開始し、検証後は実証フィールドとして、脳神経外科病院や検査機関等の協力も得て更なる精度向上を図るとしている。

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