富士通とパロアルトネットワークスは2021年4月7日、日本国内におけるゼロトラストネットワーク事業で協業することに合意したと発表した。
パロアルトネットワークスは、クラウドからネットワーク、モバイルデバイスまで一貫したセキュリティ対策を講じるための包括的なセキュリティサービスをグローバルに提供している。
同社の「Prisma Access」(プリズマアクセス)は、クラウドから企業が必要とするネットワークおよびセキュリティ機能を網羅的に提供するプラットフォームであり、本協業により、Prisma Accessと富士通のネットワーク構築や運用におけるマネージドサービスを組み合わせることで、ゼロトラストネットワーク基盤上のトラフィック制御や認証をはじめとする多様な機能設定の一元管理や更新を可能とし、ゼロトラストネットワーク環境の最適化を実現するとしている。
富士通は、働き方改革の実践知とテクノロジーを融合させたソリューション群「FUIJTSU Work Life Shift」を提供しており、その中で、ゼロトラストネットワークソリューションのひとつとして「PrismaR Access」の導入およびネットワーク環境の最適化などを支援する「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICS CloudProtect Zero Trust Network powered by Prisma Access from Palo Alto Networks」を提供する。
両社は今後、日本国内におけるゼロトラストネットワーク事業を拡大し、2024年3月末までに日本国内での売上100億円を目指す。