ネットワンシステムズは2019年3月26日、サブスクリプションサービスの拡大に向けて、新会社「ネットワンネクスト株式会社」を設立したと発表した。4月1日より営業を開始する予定で、目標売上は2021年度に50億円としている。
ネットワンシステムズは、2017年からサブスクリプション型のICT基盤利用サービス「NetOne “all in” Platform」を提供している。近年ICT基盤の機能の中心がハードウェアからソフトウェアへ移行しつつあり、仮想化や運用管理等の各種ソフトウェアの取扱高が増加している。一方で、ハードウェアも継続してICT基盤には欠かせない構成要素であることから、これらの変化への対応と「NetOne “all in” Platform」の付加価値を高めるため、ネットワンネクストを設立したという。
新会社は、再生品の取り扱いと、メーカー保守期間に依存しない保守サービスを主な事業とする。
取り扱うハードウェアは、ネットワンシステムズが取り扱うマルチベンダーのICT基盤製品。ユーザー環境で不要になった製品も一部引き取り活用する。また、ユーザー環境での性能検証用途や教育研修用途など、一時的に機器が必要になった場合のレンタルサービスも提供する。
保守サービスについては、ネットワンシステムズの品質管理施設や全国の保守サービス拠点を活用することで、障害時の迅速な対応と保守部材の品質の担保が可能だとしている。