KDDIと台湾のDelta Networks(DNI)は2019年3月22日、オープンソースソフトウェア(OSS)活用した、最大3.2テラビットで転送するルーターを開発したと発表した。
5Gを支えるIPネットワークのルーターには、大容量のデータ処理能力が欠かせない。それにあたって、OSとハードウェア間のパケット転送情報の反映処理という課題があった。
KDDIによれば、近年では、ハードウェア制御に関するオープンなAPIが公開されており、これを活用すればパケット転送情報をハードウェアに反映させることが可能だという。
今回開発したルーターには、DNIが提供したOCP準拠のハードウェアに、KDDIが開発したOSSなどを活用したパケット転送制御ソフトウェアを組み込むことができる。これにより、コスト・ユーザーインターフェース・運用などの点で有用性が期待できるとしている。