OKIとアビックスは2010年5月20日、デジタルサイネージ向けの視認者分析ASPサービス「リアルなう」の提供を開始すると発表した。
「リアルなう」は、OKIの広告効果測定ミドルウェア「Signage Eye(サイネージ・アイ)」を用いてアビックスがアプリケーションを開発し、ASPサービスとして提供するもの。最初のユーザーとして、クロスオーシャンメディアがローソン店舗等で展開するデジタルサイネージを用いた広告事業「東京メディア」への導入が予定されている。
店舗側においたセットトップボックスと映像センサーにより、歩行者の通行人数、デジタルサイネージを見た人の数とその属性(性別、年齢)をパラメータ化し、ネット経由でサーバーにアップする。デジタルサイネージ媒体運営者は、「リアルなう」にアクセスして、自社の店舗と確認したい日時を指定するとその属性データなどを得ることができる。放映コンテンツ毎の通行人数、視認者属性などのレポーティングも可能だ。
「リアルなう」のサービス画面例 |
なお、現地のセットトップボックスで映像センサーの情報から認識分析処理により抽出された分析パラメータをサーバーに送信する方式のため、個人の映像情報などは保管されない。個人情報の保護に配慮した設計となっている。