ソニーとソニーセミコンダクタソリューションズは2018年9月28日、昨年4月に発表した独自のLPWA技術を「ELTRES(エルトレス)」と名付けたと発表した。また、ETSI(欧州電気通信標準化機構)において、国際標準規格として公開されたという。
これを受けて、ソニーネットワークコミュニケーションズは9月25日から、ELTRESを採用したIoTネットワークサービスの国内プレサービスを開始した。提供エリアは東京都で、専用送信端末でELTRES IoTネットワークを利用できる。利用料は1000円で、利用可能期間は最大3カ月となっている。
ELTRESの専用送信端末。サイズは47×115×33.7mm、
単三電池2本で約6日稼働する
ELTRESは、サブGHz帯を用いるLPWA技術で、見通し100km以上の通信距離、時速100km以上の高速移動中でも通信可能といった特徴を持つ。ソニーは今後、世界に向けてELTRESの普及を目指すとしている。
ELTRES IoTネットワークサービスの活用イメージ