NTTドコモは2018年8月30日、エッジコンピューティングを活用した映像IoTの実証実験を開始したと発表した。

まずは、防犯カメラや監視カメラで撮影した映像データの認識／解析を、エッジ内で完結させることを可能にする新たな映像IoTソリューションの実現を目指す。

具体的には、GPUとLTE/Wi-Fiモジュールを内蔵したクラウディアンの小型装置「CLOUDIAN AI BOX」に、カメラ制御・映像管理、または映像解析・映像認識の機能を持たせ、有線工事不要の映像IoTソリューションの検証を行う。

また、NTTドコモは、100％子会社のNTTドコモ・ベンチャーズを通じて、クラウディアンの本社であるCloudian Holdingsに出資したことも併せて発表した。クラウディアンによれば、シリーズEとなる今回のラウンドでは、NTTドコモ・ベンチャーズのほか、新たにJPインベストメント、DGインキュベーションなどが出資しており、9400万ドル（約104億円）の資金を調達したという。クラウディアンは日本で創業し、現在はシリコンバレーに本社を置いている。