90GHz帯を用いる5Gの技術開発に向けて、ノキア ベル研究所とNTTドコモは共同検討とトライアルを実施する。ノキアが4月24日に発表した。
トライアルは、4月24日から27日までニューヨークで開催される「Brooklyn 5G Summit」で行われる。ノキア ベル研究所が開発した小型ミリ波フェーズドアレイ・アンテナシステムを使用し、より高いミリ波周波数帯での5G New Radio(5G NR)の強化により、広い帯域幅を可能にしながら、無線の複雑さや、より多くのアンテナビームにいかに対応するかを示すとしている。
また、5Gコアにおける動的なオフロードリロケーションが、今後の自動化や拡張現実などリアルタイム性が必須となるモバイルブロードバンドをサポートするための低遅延ネットワークをいかに可能にするかを示するための実証実験も実施するとのこと。
ノキアとNTTドコモは、日本の横須賀リサーチパークにあるNTTドコモの研究所で引き続き、これらのテクノロジーの試験を行う予定だという。