ノキアソリューションズ&ネットワークスとNTTドコモは、商用化を目指した5G基地局制御部の提供に合意したと発表した。この合意に基づき、ノキアは2017年末に公表された新規3GPP準拠の5G NR標準に基づくテクノロジーを提供し、ドコモが2020年に開始予定の5G商用サービスを支援する。
ノキアは、現在ドコモで稼働している既存設備を改造し、5G New Radio(5G NR)ベースのハードウェア(AirScale)を追加で組み込む。これにより、ドコモの4G/LTEからのスムーズな進化と、既存の運用環境への統合をサポートする。
NTTドコモ 取締役 常務執行役員 中村寛氏は、「今回のノキアとの合意により、2020年の5G商用サービス開始に向けた次の段階に進み、様々な業界のパートナーの皆様とともに5Gのサービス/市場を創造していきます」と述べている。
また、ノキア モバイルネットワーク部門 プレジデントのマルク・ルワンヌ氏は、「ドコモとの今回の合意は、数々の世界最先端技術のいち早い導入と実績という長い歴史を持つ日本に置いて、5Gの商用化を実現する大きなマイルストーンです。」と述べ、ドコモによる2020年の5G商用サービス開始に向けた具体的な計画始動を意味すると期待を表した。