NECネッツエスアイは2018年1月16日、主に介護施設向けに、被介護者のベッド上での様子や健康状態をIoTで見える化する「ベッド見守り支援ソリューション」の販売を開始すると発表した。
同ソリューションでは、介護用ベッドの脚に荷重センサー、ベッドの裏にバイタルセンサーを取り付ける。センサーから被介護者の離床前の動きを検知し、ナースコールや管理端末へ通知するほか、生活リズム(睡眠時間・離床のタイミング)やバイタル情報(脈拍・呼吸)も取得する。
ベッド見守り支援ソリューションの概要 |
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これにより、被介護者の生活リズムや各種情報のスタッフ間共有を促進し、ケアサービス品質向上や介護スタッフの負担軽減を支援するという。
今回の販売開始に先立ち、2017年10月27日~12月22日の間、同社は特別養護老人ホーム「ニューバード」の4居室4名で実証実験を実施。実験の結果、ベッドから立ち上がる際の転倒やベッドからのズレ落ちを未然に防ぎ、就寝・起床時間など生活リズムの見える化によるケアサービス品質の向上など、一定の効果をあげることができたという。