KDDIは、ホームIoT「au HOME」のサービス内容を今月28日より拡充する。
|
KDDIの山本泰英・執行役員常務(左)とゲストの後藤真希さん |
au HOMEは、スマートフォンとセンサーやネットワークカメラなどの「au HOMEデバイス」を活用し、外出先から自宅の状況などを把握できるIoTサービスで、今年7月31日に提供を開始した。「auひかり」の利用者を対象とし、基本利用料は月額490円(税抜)となっている。
今回拡充する1つめが「au HOMEデバイス」のラインナップで、「赤外線リモコン01」と「スマートプラグ01」を追加する。
|
「赤外線リモコン01」(左)と「スマートプラグ01」 |
赤外線リモコン01は、エアコンや照明、テレビなどを赤外線通信を使い、スマホのアプリからオン/オフを操作が行えるというもの。また、スマートプラグ01は、コンセントとプラグの間にはさむことで、電気の使用量をアプリで確認できる。
2つめが「au HOME」と「Google Home」の連携で、Googleアシスタントを搭載した「Google Home」「Google Home mini」に「OK Google、~」と呼びかけるだけで、家電を操作することが可能になる。
そして3つめに、対象者を拡充する。au ひかり以外の固定回線を利用していても、auユーザーであれば「au HOME」を利用できる。自宅にWi-Fi環境がある場合は「無線接続アダプタ(A)」、自宅にWi-Fi環境がない場合は「Qua station」を使うことで、「au HOME」を利用する。
山本泰英・執行役員常務は「スマホで人と人だけでなく、人と家をつなぎ、“ちょっと心地いい暮らし”を実現したい」と語った。
2018年春を目途に、事前にシナリオを設定することでスマホや音声を使わずに、家電や「au HOMEデバイス」を操作できるサービスの開始を予定している。例えば、最寄駅に到着すると、自宅の照明やエアコンがオンになったり、開閉センサーで外出を検知すると自宅の家電の電源がオフになるといったことが実現するという。
さらに、「au HOME」を異業種のパートナー企業と共同で企画・開発し、ホームIoTの普及を推進する「with HOME」を2018年1月下旬以降、提供開始する。これまでにビッグローブや富士通、三菱地所ホームなど25社が賛同しているという。