パナソニックは2017年10月13日、ネットワークカメラの新製品を発表した。5メガピクセルのイメージセンサーを搭載した全方位カメラで、屋内モデルの「WV-S4150」と屋外モデルの「WV-S4550L」を用意する。同社の監視・防犯システム「i-PRO EXTREMEシリーズ」の第三弾になるという。
新製品は、1台でレンズの下方360°全方位の映像を撮影可能。レンズの中心部分だけでなく、端の部分まで鮮明で歪みを最小に抑えたクリアな映像を提供するとしている。映像の形式は360°魚眼のほか、ダブルパノラマ、パノラマ、4画PTZなどを任意に選択可能だ。
屋外モデルのWV-S4550Lについては、赤外線照明を標準で装備しており、夜間、灯りの無いゼロルクスの環境下でも、人やモノの動きを捉えられるという。
また、機能拡張ソフトウェア「KazooL(カズール)」も発表。屋内モデルのWV-S4150に追加することにより、映像内に任意のラインを設け、そこを通過する人数を自動でカウントできる。カメラと人数計測専用装置を個別に設置することなく、カメラ1台で2つの機能を実現できるため、導入・運用などの総コストを削減できるという。
さらに、最大88TBの大容量HDDなどが特徴のネットワークディスクレコーダー「WJ-NX300シリーズ」も併せて発表している。
価格はいずれもオープン。また、発売時期もすべて2018年1月となっている。