フルノシステムズは、802.11ac Wave2対応の無線LANアクセスポイント(無線AP)「ACERA 1110」を、2017年7月から発売すると発表した。価格はオープン。文教シーンや法人向けに最適化されているという。
同社によれば、ACERA 1110の主な特徴は3つある。
1つめは、802.11ac Wave2に対応したこと。今回、2ストリームMU-MIMOを採用しており、複数台のクライアント接続時のスループット向上が図られている。さらに、11acビームフォーミング機能を搭載し、遮蔽物などがある環境下でもスループットが約15%改善したという(同社従来比)。
2つめは、4コアの新CPUの採用。処理能力・実行速度が向上し、多台数同時接続時のスループットが約25%向上(同社従来比)。例えば、1教室40台の生徒用タブレットを使用する授業などにおける同時接続や、動画閲覧時などにメリットを発揮する。
3つめはIEEE802.3adに準拠した「リンクアグリゲーション機能」。2本の有線LANを1本のLANのように取り扱うことができ、有線側の通信速度を向上させる。万が一に備え、有線の冗長化機能としても使えるという。