日立ソリューションズは、電子サイコロの向きで、現場作業の内容や時間を管理する「サイコロ型IoTデバイス活用工場把握ソリューション」を2017年2月15日から提供開始した。価格は個別見積り。
同ソリューションの特徴は、建設現場や製造現場において、日本語を理解できない外国人作業員や、IT操作に慣れていない作業員でも、簡単に作業内容や時間を記録できること。管理者は作業員ごとの工数を的確に管理でき、取得した位置情報を分析することで業務改善を図れる。
システムの概要は、立方体の箱「電子サイコロ」に入った「IoTタグ」から発信されるセンサー情報を「IoTルータ」が集約。PCはIoTルータからデータを取得し、専用アプリケーション上でファイル出力や集計結果の可視化を行う。
センサー情報を集計し、可視化した画面イメージ(カスタマイズ対応) |
工数管理のほか、作業員の場所や危険な行動、転倒、動作停止などを迅速に察知できるようになり、安全管理にもつながる。6面で計測できない複雑な作業などは、複数の電子サイコロを組み合せて測定することも可能。また今後は、同社が提供する「リテシア/就業管理」と組み合わせ、IoTデバイスを活用した労務管理も行いたいという。