ケイ・オプティコムが優先通信サービスを発表――専用帯域を設け混雑時でも快適なmineo「プレミアムコース」

ブロードバンドサービスを提供する関西のケイ・オプティコム(藤野隆雄社長)が、5月31日、MVNOサービス「mineo(マイネオ)」において、混雑時でも快適に通信できる優先通信オプション「プレミアムコース」を発表した。

ケイ・オプティコムは、FTTHサービス/CATVサービスで関西を中心に高いシェアを持つ。2014年6月からMVNOサービスに進出、mineoブランドでユーザー獲得を進めている。現在30万契約を獲得しているという。

今回発表されたプレミアムコースは、通常とは別の専用帯域を設け、コース契約者には常に快適な通信環境を提供するもの。

「朝やお昼休みなど、利用が集中する時間帯に、ネット利用が遅くなり、ユーザーがいらいらするようなことがないようにしたい」という。

帯域幅や収容人員、保証スピード、料金などの仕様はまだ明らかにされていないが、6月からまずモニター400名を募集し、意見をもとに様々に実験を重ねたうえで、9月から正式サービスに入る予定だ。同社によれば、MVNOサービスで優先通信サービスに取り組むのは初めてとなる。

IoTサービスも拡充また、ケイ・オプティコムは、今年2月から、法人向けのM2M/IoTサービスを提供開始しているが、3か月で約100件・数千回線の契約が進んでいるという。

この分野では、「組立製造」「スマートシティ」「テレマティクス」の3領域に注力している。

特に組立製造では、大企業はすでに製造ラインにセンサーを組み込んで管理を行っているが、中小企業はコストの関係でそこまでは行えていないため、ケイ・オプティコムのサービスを導入して工場内の見える化を進めているところが増えているという。

また、セキュリティのため映像監視での利用が増えている。ケイ・オプティコムでは、数千回線レベルから数万回線レベルに普及することでIoT事業が軌道に乗るとみている。

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