Bluetooth SIGがゲートウェイ用アーキテクチャ――スマートホームでの普及加速が狙い

Bluetooth SIGは2016年2月9日(米国時間)、Bluetoothセンサー向けインターネットゲートウェイ機能の迅速な開発を可能にする新アーキテクチャを発表した。ゲートウェイ機能を作成するための標準的な方法を提供するもので、併せて教育ツールも用意する。

現状、Bluetoothデバイスが取得したデータは、スマートフォンやタブレットを介してクラウドに送られるのが一般的だ。しかし、例えば外出中の自宅には、スマートフォンやタブレットはなく、Bluetoothのデータをクラウドに送信できない。だが、ゲートウェイ機能があれば、スマートフォンやタブレットの必要なしに、Bluetoothとクラウドを接続できるようになる。

「Bluetoothメンバーからだけでなく、現在のスマートホームの機能に満足していない消費者からもゲートウェイ機能の需要を聞いた。利用者はソファやオフィスからホームセキュリティシステムを管理したいと考えている」と述べるのは、Bluetooth SIGの開発者プログラムディレクターであるスティーブ・ヘーゲンデルファー氏だ。

また、同氏はゲートウェイ機能によって、「ルーター、サーモスタット (温度自動調節器)、セキュリティシステムなど家庭で常時オン/常時接続のインフラストラクチャは、小型で低消費電力なセンサーとの通信やその制御が行えるようになり、クラウドにその情報を中継し、どこからでも制御が行えるようになる」としている。

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