国内セキュリティアプライアンスの市場規模は横ばい――今後はUTMや非シグネチャ型IPSなどが牽引

IDC Japanは2016年1月20日、国内情報セキュリティ市場予測を発表した。

これによると、2015年の国内セキュリティアプライアンス市場は、0.3%成長の415億円にとどまった。多層防御を備えたUTMとWeb経由のマルウェア感染を防御するWebセキュリティの需要が拡大しているが、一方でファイアウォール/VPNのUTMへの移行が進んでいるためだという。

サイバーセキュリティ基本法などの法規制によりセキュリティ対策の強化が求められるなか、2016年以降はUTMやサンドボックス技術を使った非シグネチャ型IPS、未知の脆弱性を狙ったDDoS攻撃対策製品が市場を牽引。2014~2019年における年間平均成長率(CAGR)は3.2%で、2019年に市場規模は486億円に達する見通しだ。

ほぼ横ばいのセキュリティアプライアンス市場に対して、大幅な成長を遂げたのはSaaS型セキュリティソフトウェア市場だ。2015年の市場規模は、15.3%増の142億円と推定されるという。今後もCAGR12.5%で伸び、2019年には222億円規模に拡大すると予測している。

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