パナソニック システムネットワークスは2015年10月29日、既設の同軸ケーブルを使ってネットワークカメラを接続できる同軸-LANコンバーターの新製品を発表した。
今回発表されたのは3機種で、まずはレシーバー側の「WJ-PR204」と「WJ-PR201」だ。前者は4チャンネルで希望小売価格は6万円、後者は1チャンネルで3万5000円。また、カメラ側の「WJ-PC200」は3万円となっている。
新製品の特徴は、PoEだけではなくPoE+にも対応した給電機能を搭載していること。このため電源の確保が難しい場所でも、消費電力が比較的多いパン・チルト・ズームカメラに既設の同軸ケーブルで給電できる。
なお、同軸-LANコンバーターを活用するメリットとしては、アナログカメラで利用していた同軸ケーブルをそのまま活かせることに加えて、イーサネット(100BASE-T)によるLANと比較して約2~最大20倍の約200m~最大2kmの長距離配線が可能な点も挙げられる。