IoTで企業内サーバールームの省エネ化――富士通と日本工営が10月に提供開始

富士通と日本工営は2015年9月3日、IoTを活用した企業内サーバールーム向けの省エネ化事業で協業すると発表した。10月からサービスを提供するという。

富士通がこれまでから企業向けに提供してきたエネルギー使用量の可視化と遠隔制御ソリューション「Enetune-BEMS」と、日本工営が有している建物設備の省エネ運用や改修技術のノウハウを組み合わせる。

サービスの提供に先立ち、富士通のサーバールームで行った実証実験では、電力使用量を約27%削減できたという。同サーバルームは、約1000平米、ラック数約200台の規模で、これは年間で約200万円の電力料金に相当するとのこと。

同サービスの販売価格は500万円~。サーバールームにとどまらず、オフィスビルや流通店舗など向けも検討していくという。

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