インターネットイニシアティブ(IIJ)は2015年7月13日、人工知能(AI)技術を活用したセキュリティソリューションの開発に向け、実証実験に着手したと発表した。
まずは自社ネットワークにAI技術を導入してサイバー攻撃の自動解析、判断、学習などを行い、その有用性を検証。今年秋には、セキュリティ脅威の予兆検知などの実用に向けた技術検証を進め、来年度の商用化を目指すという。
IIJによると、AI技術を活用することで、大量の通信トラフィックの監視と異常検知が、人手を介すことなく24時間365日リアルタイムに行えるようになる。また、機器オペレーションや障害発生時の状況分析に基づく切替など、従来人手を介して行っていた対応も、迅速かつ正確に自動で実施できる可能性があるという。
さらにIIJでは、セキュリティ分野だけではなく、ビッグデータの解析などにもAI技術を応用していく考えだ。