日本IBMとトレンドマイクロは2015年7月7日、標的型攻撃対策ソリューションで連携すると発表した。日本IBMの相関分析ソフト「IBM Security QRadar」とトレンドマイクロのネットワーク監視製品「Deep Discovery Inspector」の連携を強化する。
IBM Security QRadarは、様々なセキュリティ機器などから収集した脅威情報やログ情報などを相関分析することで、対処すべきインシデントの特定を支援するソフトウェア。一方、Deep Discovery Inspectorは、ネットワーク内の通信を監視・解析し、異常なふるまいを見つけることで、標的型攻撃を検知する。
今回の連携強化の具体的内容だが、トレンドマイクロのセキュリティリスク分析基準をQRadarにテンプレートとして搭載する。これにより、セキュリティ専門家の知見を活用したリスク分析が自動的にQRadarにて施されるため、より高度なログの相関分析が可能になるという。