日本電業工作は2015年5月20日、ドローンやロボット向けのワイヤレス給電システム「MIRAC」を発表した。マイクロ波により給電するもので、RF-DC変換効率は70%以上だという。
災害現場の調査、特撮映像撮影など、様々な用途で最近注目が高まっているドローン。だが、ドローンは長くても30分程度しか飛行できないため、日本電業工作によれば、頻繁なバッテリー交換・充電作業が必要という課題があった。また、雨天時に充電する場合、接触式では感電やショートしてしまう恐れもある。
それがMIRACを活用することで、ドローンからバッテリーを外す手間を省略できるのに加え、不要な金属面を露出する必要がないため安全に充電できるようになるという。
MIRACは、最大送電出力電力が750Wの「タイプⅠ:Hi-Power」、同50Wの「タイプⅡ:Low-Power」の2タイプ。送電器の外形寸法はタイプⅡの場合で177×260×280mmとなっている。
MIRACによるワイヤレス充電のイメージ |