シスコシステムズ日本法人は2015年5月18日、鈴木みゆき氏が同日付けで代表執行役員社長に就任したと発表した。同社は2014年11月に、社長を務めていた平井康文氏が退任。12月以降、暫定的に米シスコシステムズ シニア バイス プレジデント、アジア パシフィック ジャパン地域社長のアーヴィン タン(Irving Tan)氏が日本事業の責任者を兼務していた。
シスコシステムズ日本法人の社長に就任した鈴木みゆき氏 |
鈴木氏はシスコ入社前は格安航空会社(LCC)であるジェットスター・ジャパンの代表取締役社長を務めていた。それ以前は、通信事業者であるKVH代表取締役社長兼CEO、日本テレコム(現ソフトバンクモバイル)専務執行役員兼コンシューマ事業本部長などを歴任。「33年間のキャリアの大部分がIT、通信およびサービスプロバイダの業界」と語る通り、シスコシステムズの主要顧客でもあるIT/通信業界での豊富な経験を持つ。
その経験から、シスコについて「先駆者であり、業界の傾向を正しくつかんで製品・ソリューションを打ち出していた」と印象を語った。社長就任にあたっては「日本マーケットの状況を捉えながら、お客様のニーズを反映した製品・ソリューションを提供していきたい」と抱負を述べた。