A10ネットワークスとSAPジャパンは2015年4月16日、DDoS攻撃をリアルタイムに可視化するソリューション「Attack Finder(仮称)」を共同開発したと発表した。また、Attack FinderによるDDoS攻撃のリアルタイム可視化の実証実験にも成功したという。
Attack Finderは、A10のアプリケーションデリバリーコントローラ「Thunder ADC」とSAPのインメモリデーターベース「SAP HANA」の連携ソリューションだ。Thunder ADCのトラフィック振り分け機能を使い、攻撃トラフィックや未定義のトラフィックを受け取ると、SAP HANAに情報を送信。SAP HANA側では、受け取った情報を分析して可視化する。パケット量や攻撃者のIPアドレスなどをリアルタイムに可視化・分析できるという。
A10とSAPジャパンでは2015年の商品化を目指し、さらなる開発を進めていく計画だ。
実証実験におけるAttack Finderの構成 |