IDC Japanは2014年7月3日、国内イーサネット市場に関する調査結果を発表した。これによると、2013年の同市場は、前年比17.9%増の2073億1200万円で、過去最大の市場規模になったという。
牽引したのは、通信事業者向け市場だ。40.3%増の707億300万円と大幅成長した。また、企業向け市場も9.2%増の1353億200万円と堅調に推移している。LTEネットワークの拡張やクラウド/データセンター需要の増加が成長要因になったという。
ベンダー別では、シスコシステムズ、富士通、日立金属、NECが高い成長率を見せた。中でも富士通は、通信事業者向け市場で売上を大きく伸ばし、シェアが6ポイント以上も拡大したとのこと。
今後の国内イーサネットスイッチ市場は、過去最大となった2013年の市場規模を2018年まで維持する見通しだ。2013~2018年の年間平均成長率は1.5%と、IDC Japanでは予測している。